
こんにちは、ACEです。
今回は、『負債』と『資産』、そして『借金』についての話になります。
さらには、『浪費』や『消費』、『投資』などの話も少し盛り込みます。
まずは、皆さんそれぞれに対してどういう考えが思い浮かびますか?
『負債』・・・貨幣を支払う義務であり、収益を減少させるもの。
『資産』・・・貨幣価値に置き換え可能で、将来に渡り安心した収益を見込めるもの。
だいたいこんなイメージですよね。
その通りで、ちゃんとした定義を見ても、
『負債』・・・マイナスの財産のことで、返済の義務がある。
『資産』・・・土地、家屋、証券、貯金など、価値がありプラスの財産のこと。
このようなことが書いてありますから、だいたい皆さんの想像と同じということがわかりますよね。
さて、借金=悪と直結認識する人もいるでしょうし、借金があったとしても他人には借金のことを知られたくないと思うのが正常な感覚だと思います。
ですが、お金を借りること=悪いことなのでしょうか?
お金を借りる=悪い事 とは限らない

例えば個人でお金を借りるケースといえば、『住宅』、『マイカー』、『一般消費(クレジットカード決済での買い物など)』、『カードローン』、などなど意外と日常に有り触れている事ですよね。
こう言ったお金の使い方の中で、ベターだったかどうか、さらにはベストだったかどうかを考えることが大切です。
例えば、300万円で新車を3年前に買ったとします。
車検時期になり、『車検を取らずに買い換えよう』ということで、買い替えを検討します。
車の下取り価格が130万円、ローン残債が160万円だったので、ローン返済に充当しても30万円たりません。
営業の人が、『それなら次の車のローンに乗っけて申請しましょう』と勧めてくれたので、その話に乗りました。
結局300万円の新車に30万円の残債分を上乗せし330万円のローンを組んで新車購入をしました。
さて、一見するとさらに新型の車を手にすることができたので『資産』に見えますが、これは立派な『負債』ではないでしょうか。無駄な出費です。
『新しい車に乗りたい』という気持ちだけが根幹にある、『欲』による決断です。
ローンと言うのは長年払い続けるもので、毎月利息を払っています。
この利息は月々で見れば数千円〜と少額に見えますが、全体で見るととても大きな金額になってしまいます。
まだ、最初の車の下取り価格とローン残債が相殺もしくはプラスで手元に戻ってくるくらいの乗り換えなら悪くない投資でしたが、今回のケースはただの無駄遣いです。
さて、さらに話を日常にクローズアップすると、
『アイスやお菓子、ビールやタバコ、好きなものを全部カゴに入れてスーパーでクレジットを切って買い物』
これは浪費(消費)ですよね。
それが、『体にいいので青汁のパックやサプリ、運動器具などをクレジットを切って買った』になると、これは立派な投資になります。
自分のため(しかもプラス因子が大きい可能性がある)の投資です。
お菓子やお酒、タバコなどは必要以上に取り入れても、体に悪いだけですからね。
お金を借りて毎月1万円だけパチンコに行くこと、
お金を借りて毎月1万円の利用料でスポーツジム会員になること
両者とも同じ借金でも、全く別物なのがお分かりいただけるでしょうか。
前者のパチンコは投資ではなく浪費です。
確かに、1万円札をパチンコ台に投入することで、5万円や10万円になって返ってくることもありますから、一見投資に見えます。
ですがギャンブルは投資ではありません。
後者のスポーツジムは、
確かに『他人からお金を借りてまでしていく必要はない』と言う捉え方もできますが、
健康のためにもなりますし、自分磨きとして自らへの投資となり得るお金の使い方です。
目的は良くても、返済能力を超えた借金は、NO GOOD
さて、先ほどまでの話だと自分磨きのためや投資のための借金なら悪くないと言うニュアンスになっていますが、もちろんこれには限度がありますからご注意くださいね。
例えば、上記の例で言えば
『月収20万円だが、1ヶ月40万円のパーソナルトレーナー付きジムに加入したいので20万円借りて加入』などと高額になると、返せなくなる可能性がありますから、注意です。
せっかく自分磨きをして自分のレベルを上げても、借金が返せなくなって首が回らなくなってしまっては本末転倒ですからね。
もちろん、お金を貸してくれる金融機関も厳正な審査をした上でお金を貸してくれますから、個人の返せる範囲での金貨しになるでしょうから、そこまで心配することはないのですが・・・事故や病気で働けなくなったり、『返せるはずだったのに返せなくなる』と言うことも十分にありえることですから、やはり無理な借り入れはしないほうがいいと思います。
結論:借金してでも資産を増やすことは悪くない
要は、返せる範囲での借金であれば、資産を増やすための投資は悪くないということです。
例えばローンを組んでマンション購入し、そのマンションを不動産投資として運用するとか、
会社設立のために借金をして、会社を大きくしていくとか、
借金をして外国に留学に行って語学力を磨くとか、
このように先のある投資のためなら、借金も悪くないと思います。
いつの日か、借金しなくても自らの持っているお金の範囲内で色々な投資ができるようになるはずです。
その時までは、借金を恥とすることなく利用するのも一つの手かもしれませんよね。
なんども言いますが、借金はしないのがベスト。
ただ、自己研鑽や投資目的なら悪くないです。
もちろん、返済能力の範囲内で行いましょう。