デマ情報に振り回されないために

今回、コロナウイルスが世界各地に広まっています。

しかしウイルスと同じかそれ以上に恐ろしく、
そしてウイルスよりも早く周囲に広がってしまう「誤情報」「デマ」が存在しています。

このようにあたかも本当の事のように出回っているデマが横行している中では特に、正確な情報を探ることが大切になっています。

そもそもSNSは人と人を繋ぐネットワークですから、情報の拡散は早い反面、その正確性はあくまでも「噂」程度と捉えなければなりません。

最近の人たちは、SNSで情報収集をする事が日常化しており、
「SNSでみんながこう言っている(やっている)から」=「正しい」
誤った認識をしてしまっている事が当たり前になってしまっています。

今回のコロナウイルスの件で言えば、
『トイレットペーパーはマスクと同じ原料で、中国で作られているのでもうすぐ手に入らなくなってしまう』
『コロナウイルスは25℃程度の熱で死ぬ。みんなお湯を飲んだり日当たりの良いところにいれば予防ができる』
『鼻水と痰が出る場合はコロナではない』
などなど、枚挙にいとまがありません。

ユニセフが『誤情報の流布危険』について警告している

世界各国で、人々は自分と家族をCovid-19から守るために必要な予防策を行っています。科学的根拠に基づいた適切な対策が、今求められています。
たくさんの人が、ウイルスやウイルスから身を守る方法について情報を発信していますが、信頼できる有用な情報はそのなかの一部のみです。健康危機発生時のデマは、妄想、恐怖、および非難を拡散してしまう恐れがあります。そして、ウイルスに晒され続けたり、ウイルスに感染しやすくなったりといったリスクが生じます。
例えば、最近インターネットを通じ、ユニセフの情報として「アイスクリームなどの冷たい食べ物を避けると感染しにくくなる」と数カ国語で広まりましたが、これはもちろん全くの嘘です。ユニセフは、こうした誤った情報の発信を止めるよう呼びかけます。不正確な情報を広げ、信頼できる立場にある人の名前を悪用して誤った情報を説得力のあるものにしようとするのは危険であり、間違っています。
自分や家族の身を守るための情報は、ユニセフやWHO(世界保健機関)、政府の保健当局、信頼できる医療従事者など、確かな情報元から得てください。信頼できない、または未確認の情報の発信は控えましょう。
今日の情報豊かな社会では、ウイルスから身を守る方法に関する知識をどこから得るべきか、正確に把握することは困難かもしれません。しかし、あらゆる予防対策に真剣に取り組むのと同様に、自ら発信する情報の正確性についても慎重になることが大切です。
ユニセフは、WHO、政府当局、およびFacebook、Instagram、LinkedIn、TikTokなどのオンラインパートナーと協力し、正確な情報を確実に届けられるように取り組むとともに、不正確な情報が拡散した際にそれを正すための措置を積極的に講じています。

新型肺炎 世界で広がる誤情報 ユニセフ、注意呼びかけ

一次情報を得よう

情報には、大まかに2種類(一次情報二次情報)があります。

一次情報とは、「特定の理論や事象、研究を経て得られた結果についての研究者本人の考えや新事実などです。実験データ、調査結果、アンケート集計結果、統計など、研究によって新たに判明したものです」(エナゴ学術英語アカデミー「要注意!一次情報と二次情報の取り扱い」より)

いっぽう、二次情報とは「研究の背景や過去に試された手法など、一般的には一次情報を詳しく解説あるいは補足する情報です。二次情報(他社の論文や文献)を論文中に引用する場合には、自分の研究の内容に適合した情報を選択する事、その情報の信用性を確認する事、その情報の出所を正確に記載すること、に気をつけなければなりません」(エナゴ学術英語アカデミー「要注意!一次情報と二次情報の取り扱い」より)

要するに、SNSで出回っている情報は二次情報ですら無い可能性が高いという事です。
それが一次情報だった場合、何かしらの研究結果やエビデンスなどが付帯して説明がなされており、根拠となる情報へ直接コネクトされているものであるはずです。

SNSでの情報(特に今回のような拡散が比較的早いと考えられる、多くの人が興味を持っている分野)を吟味して、その情報源を探り、真偽を確かめてから他の人に伝えるという姿勢が必要です。

万が一その努力を怠って、ろくに調査もせず拡散した場合には、最初にデマを発進した者と同じ過ちを犯してしまうことになります。

デマはなぜ広がるのか。社会心理に詳しい東京大総合防災情報研究センターの関谷直也准教授(44)は「新型コロナウイルスは世界共通の話題。中国・武漢の医療崩壊を知った人たちが強い不安を抱き、流言が広がっている」と説明する。
 関谷准教授は、多くの人の不安を招く感染症を地震などと同じ「災害の一つ」と説明。ただ、原発事故による放射性物質が事故直後をピークに低減したのに対し、新型コロナウイルスの感染は今も拡大している。
 情報を求めて多くの人がインターネットで検索し、玉石混交の情報がネット上にあふれる。各国のうわさレベルの情報もネットで瞬時に広がるという。
 情報の真偽を個人で判断するのは難しく、関谷准教授は「感染症研究所など、信頼できる一次情報にあたることが重要」と指摘した。

東京新聞[社会]「<新型コロナ>世界でデマ拡散 SNSなど情報 注意を」より

インターネットでも正解を見つけられる

では次に、情報の真偽を知る方法は何があるのでしょうか。

一番手っ取り早いのは、インターネットで調査することかもしれません。

例えば、冒頭に紹介したコロナウイルスに関するデマ情報の1つで、「トイレットペーパーはマスクと原材料が同じであり、中国製がほとんどなため、今後入手が困難になる」と言った情報について考えてみましょう。

日本製紙連合会のホームページに辿り着くと、このような記載がありました。

トイレットペーパー、ティッシュペーパーの供給力、在庫は十分にあります。
● 現在、トイレットペーパーの供給量に不足はありません。日本国内で消費されているトイレットペーパーの約98%が国内生産です。
● 
消費者の皆様には、適切な利用を心掛け、安心して冷静な行動をお願いします。個人差はありますが、一般的なトイレットペーパーの平均的な利用量は、過去のデータをみると、一週間程度で1ロールを利用しています。これをもとに計算すると、1か月では4ロール程度を利用しており、4人家族の場合には、1か月で16ロール程度を利用しているのが実態です。
● 
こうした過去の利用実績等を参考にしていただき、買い占めや転売などの行為によって、必要とされている方にトイレットペーパーなどが届かないといったことがないように、ご理解とご協力をお願い申し上げます。
※「
日本家庭紙工業会からのお知らせ(第2報)」より

このように、一度立ち止まって自ら情報の真偽を精査してみると、比較的簡単に正しい情報へとたどり着く事ができます。

SNSは上手く使おう

必ずしもSNSが悪だとは思っていませんし、SNSで拡散されている情報全てが嘘やデマだとは言えません。

しかしながら、全て鵜呑みにしてしまい、それをさらに第三者に拡散してしまうことは危険だと言う事です。

簡単に情報が手に入る現代だからこそ、しっかりと真偽を確かめ、正しい情報の共有を心がけたいものですね。

これは、今回のようなコロナウイルスだけに関わらず、そのほかの多くの事柄でも言えます。

特にいわゆるインフルエンサーと呼ばれる人たちはもちろんのこと、一般の方々も注意しなければいけないポイントではないでしょうか。

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