ここ数年で知名度が急上昇しているユーチューバーですが、その活躍は今やユーチューブに限らず、テレビCMやバラエティ番組などでも見かけるようになりました。
事務所に所属して芸能活動をし、出演料や契約料を事務所と一定割合で分割して報酬を支払われるよりも稼げる上に、テレビではできないような企画などもYouTubeでは伝える事ができ、更に興味を持ったユーザーがわざわざ見に来てくれるので、テレビのように苦情を気にする心配もあまり無い事から、ある程度テレビ業界よりは自由が利くかもしれません。
最近では、芸能人なども自らのYouTubeチャンネルを開設して動画配信をするなど、テレビ業界からの進出もあるほどです。
以前、本サイトの記事「人が羨む職業 best5」でも少し紹介しましたが、小学生の将来の夢でユーチューバーがランクイン(6位)しているほどです。
そこで気になるのが、「YouTubeで実際に稼げるのかどうか」と「ハードルは高くないのか」という点です。
今回は、その疑問の解決のために調査しました。
ユーチューバーになるためには
ユーチューバーになるのは簡単です。
YouTubeに会員登録して、動画配信をできるようにすれば良いだけです。
そこで動画配信をスタートすれば、あなたはもうユーチューバーです。(いやホントに)
スマートフォンだけでも動画配信はできるので、最低限必要なのはスマートフォンもしくはタブレットなどですね。
パソコンで動画編集をするには、ビデオカメラとパソコンが必要になります。
このように、動画をYouTubeにアップロードする事ができる環境があれば誰でもユーチューバーになれるのです。
そのため、ユーチューバーになるハードルはとても低く、環境さえ整えられれば誰でもなる事ができます。
ユーチューバーの収入の仕組み
YouTubeで動画を見ていると、よく広告が流れますよね。この広告が収入になります。
もちろん、個人と広告会社が提携しているわけでは無いので、広告会社とYouTubeが取引をしており、動画の再生回数に応じた報酬をYouTubeがユーチューバーに支払う、という仕組みになっています。
ブログなども、クリック数や紹介した商品の購入等で収入が発生するので、少し似ているところがありますね。
YouTubeで収益を得るには、YouTubeパートナープログラム(YPP)に申し込み、参加を認められる事が必要です。(YouTubeヘルプより)
広告収入以外にも、スーパーチャット(スパチャ)という機能があります。
これは、配信側がスーパーチャットの設定をしておけば、動画を見ている人からお金の寄付を受けられる場合があるものです。(投げ銭と言われる)
動画の再生回数やチャンネル登録者数が少なくて、広告収入を得るのに苦労している人でも利用でき、中には1回の配信で何万円〜何十万円の寄付を得るユーチューバーもいます。
ユーチューバーの平均収入
こればかりは人それぞれ違うのでなんとも言えませんが、ほぼゼロの人がほとんどでしょう。
Googleから表彰されたユーチューバーの平均年収は800万円程度、と言われていますが、この平均値は全体の平均値とはならないでしょう。
そもそも、YouTubeで収益化を果たすには以下の条件があります。
こうしてみると、収益化までの道のりは少し険しい事がわかります。
このハードルを乗り越えると、1再生あたり0.1円〜0.3円程度の収益が得られるようです。これも人気度に応じて値段が上下するようです。中には、1再生あたり1円の報酬を得られる人もいるようです。
しかし実態はやはり不確定ですね。
ユーチューブのみで生計を立てられる人は全体のわずか3%ほどと言われていて、この3%は「生計を立てられる人」なので「20万円〜50万円程度稼げてる人」のことでしょう。
この中に更に狭い門で、1000万円以上、億単位で稼いでいる人がいるということになるかもしれません。
結論:稼ぐまでの道のりはとても長い
こうして見てみると、ユーチューバーを職業としてお金を稼ぐには、かなり道のりが長い事がわかります。
スタートラインに立つのは比較的簡単(パソコンやタブレットとインターネット環境があればほぼできる)ですが、継続して更新し続け、ファンを増やしていくのはとても難しいことです。
また、見ていて面白い動画や見やすい動画などはやはり綺麗に編集されています。そのためには、ある程度の編集技術を磨く必要がありますし、それなりのソフトも揃える必要が出てきます。
動画編集は、ある程度のラインであればそこまで難しく無いので、初心者でも割と簡単にできるようになり、慣れれば作業効率も上がり、仕上がる動画の本数やクオリティはすぐ上がると思うので、その辺の心配はいりません。
ユーチューバーに限った話ではなく、ブログも同じですが、一定の収入に至るまでは長い歳月と労力がかかります。
ユーチューバーって一見すると自由で楽しそうですが、実はとんでも無い苦労を積み重ねているんですね。
それでもやりたい人は、ぜひ「継続」して努力してみる事が最重要だと思います。あきらめずに、頑張ってくださいね!
1. 全てのYouTube収益化ポリシーに準拠している。
2. YouTubeパートナープログラムを利用可能な国や地域に居住している。
3. 有効な公開動画の総再生時間が直近の12カ月間で4,000時間以上である。
4. チャンネル登録者数が1,000人以上である。
5. リンクされているAdSenseアカウントを持っている。