子育てにかかる費用 【①妊娠〜出産】

子育てって?

 ようこそマネーブリスへ。

 当サイトではお金に関するあらゆることを取り上げ、少しでも皆さんの豊かな人生に寄与できればという願いを込めて情報発信をしています。

 今回は、子育てに関する『お金』のおはなしです。

子育てにかかる費用について、自らの実体験も踏まえてご説明しますね。

 まず、皆さんは『子育て』と聞くと、こう思いませんか?

 

子育てに関するイメージ
 ○ お金がかかりそう
 ○ 大変そう
 ○ 楽しそうだけど、不安

 どれも合ってます。
 『お金がかかりそう』
  これについては、やはり想像通りお金はかかると思います。
  ですが、ちゃんとした制度を理解して補助金の申請などを行えば、大半を補助してもらえますから、そこまで心配しなくて大丈夫です。

 『大変そう』
  これに関しては、『大変』のふた文字では表せないほど大変です(笑)
  ですが、『たいへん』とは『大きく変わる』と書く通り、人生が大きく変わります。私は、良い方向に変わると感じています。大きく変わるということは、人生の転機です。この転機を好機にしましょう。

 『楽しそうだけど、不安』
  素晴らしい、的確なイメージだと思います。
  楽しいし、不安な気持ちはいくつになっても絶えません。ですから、この気持ち(イメージ)を持ったままステージを進んでいくと思います。そしていつの時か、『楽しい』に変わると思いますから安心してください。

 

 さて、そんなイメージを持ちながらで結構ですから、興味を持たれた方は読み進めて行ってください。5分で読み終えられます。子育てにかかる費用についてご説明します。

出産してからが子育て、では無い

子育てにかかる費用は、出産してからスタートではありません。 

皆さんご存知の通り、子供を産むのはとても大変です。

 現代の医学の進歩のおかげで格段と安全な出産ができるようになってきていますが、昔は出産時に命を落とすことも多く、今でも出産が命がけであることは変わりありません。

 また、10ヶ月の妊娠期間は短いようで長く、その間もいろいろな大変な思いをしながら赤ちゃんの成長を心待ちにすることになります。

 ママの食べ物=赤ちゃんの栄養分ですから、ママは妊娠中でも食事に気をつけたり、血圧を上げないように注意したり、また週数が経つにつれて体の自由も効かなくなったりと、子育てはもうスタートしています。

 また、産婦人科を受診する頻度もかなり多い上、ある程度は自分で払わなければならない部分もあるので、お金も少しかかります。これはすでに子育てにかかる費用として計上して行きます。

定期的な健康診査の受診目安
(1) 0週〜23週は、4週に1回
(2) 24週〜35週までは、2週に1回
(3) 満36週〜分娩までは、1週に1回
(東京都福祉保健局HP、『理想的な妊娠中の健康診査の回数』より)

 上記の回数は目安ですから、これより多くなることは珍しくありません。

 妊娠中の胎児と母体の健康状態や経過によっては週数が浅くても入院しなければならないケースや、お腹の張りや違和感などで受診したりもあります。それだけでなく、妊婦さんは胎児への影響を考えて市販の薬はあまり飲めないので、ママが風邪ひいたり体調不良などの時には医師に相談し、妊娠中でも飲める薬を処方してもらうなど、気を使う部分が多くあるので医療機関の受診頻度はグーンとアップします。

それだけ病院に行くってことは、それだけお金がかかるってことですよね・・・?

 答えはYESでありNOです。

といいますのも、各市町村がかなり補助してくれるからです。

東京都の場合ですが、妊娠健康診査にかかる公費負担の助成回数が14回あります。(超音波検査の助成回数は区市町村によって異なります)

 区市町村に妊娠届を提出すると、妊娠健康診査の受診票を交付されますので、都内の病院や医院の受付に事前に提出して健診を受けることで、多くを助成してくれます。(東京都福祉保健局HPより)

 この助成金があるおかげで、かなりの金額が抑えられます。

 実際、異常なければ通院費のトータル自己負担額は5万円前後だったと記憶しています。(自治体によって助成金額や助成項目が異なるのでこれは一例です)

出産費用

でも、分娩はすごいお金かかりそうですが?

はい、これも答えはYESでありNOです。

 国民健康保険中央会の調査によると、平成28年度の正常分娩による出産費用の全国平均(直接支払制度による、国保連に申請された555,428件の平均)は505,759円となっています。(出産費用の全国平均値、中央値(様式1〜4)による)

さて、この50万円を超える金額はある程度まとまった金額ですよね。

 ですが、国から『出産育児一時金』(全国健康保険協会HPに詳細説明あります)として42万円(医療機関によっては少し減る)が補助されるので、病院では差額を支払う(もしくは一度全額払うが、後に42万円は国から返ってくる)ことになります。

 正常分娩じゃなかった場合、帝王切開だとプラス8〜12万円、その他合併症や新生児の加療などが必要となった場合はさらに別途加算されますが、公的健康保険が適用されるばかりか、加入している医療保険などでカバーされる事がありますから、プラスでお金が返ってくる場合もあります。

 そのほか、「高額療養費制度」と言う制度もありますから、意外と自己負担の金額を抑えることができる可能性があります。(今度高額療養費制度の記事を書きます)

出産後の入院生活

 さて、お疲れ様でした。赤ちゃんが無事に産まれたあとは、病院でつかの間の休息が待っています。

 自然分娩なら5日〜1週間程度、帝王切開なら7日〜10日程度、出産を終えた病院で産後入院があります。

 産後入院中も、赤ちゃんにミルクをあげに行ったりオムツ替えをしたり沐浴(赤ちゃんをお風呂に入れること)の練習をしたり、他にも様々なママ向け教室があったりと多少忙しい日々になりますが、退院後の生活に比べるととても楽チンな時間です。少しの期間だけですが、ここは存分にゆっくりしましょう。

 辛い時は、助産師さんや看護師さんにある程度をお願いして、少し部屋で休むこともできます。甘えちゃいましょう。


 大概は、支払いは退院時になりますので、旦那さんや両親など家族にお金の相談をされるのもこの時に少ししておくといいですね。

 さて、今回は妊娠〜出産までをざっくりとですがご紹介しました。

 別の記事で、出産〜 のお金のおはなしをさせていただきますね。


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