自動車税 環境性能割をわかりやすく解説

 いよいよ令和元年10月から、消費税10%時代がスタートします。

 

契約時の税率が適用されるから、9月中に自動車を買わなくっちゃ!

 その駆け込み、ちょっと待った!!

 確かに自動車のような高価な買い物で、税率が8%→10%に上がる『2%』は少し気になるところですよね。

 ですが実は、10月の消費税増税と同じタイミングで自動車取得税が廃止されるのです。

消費税と自動車取得税
消費税:8%→10%(2%増)
自動車取得税(普通車):3%→廃止(3%減)
消費税は2%上がるけど、3%の自動車取得税が廃止されると言うことは、実質1%おトク?

自動車取得税が廃止されても、それに代わって『環境性能割』と言う税制が導入されるようです。

しかし、消費税増税の救済の一つとして、毎年課税される「自動車税(種別割)」の減税が実施されますので、自動車を取り巻く税金が大きく変わっていくのです。

 ざっくり説明しますと、「燃費の良い車ほど税金が割安になる」となっているような印象です。

 では、どのように変わっていくのか、みていきましょう。

自動車税(種別割)の減税

 減税される自動車税の減税後の税率は以下の通りです。

総務省HPより引用

 この自動車税は、お持ちの自動車の排気量によって税金が変わります。

 排気量が大きいほどその税額は上がっていくんですが、最大4,500円の減額になっていますね!(大きい車は1,000円の減額に留まっていますが)

環境性能割

 それではいよいよ新たに導入される予定の環境性能割を確認してみましょう。

この環境性能割とは、自動車の燃費性能に応じて税率が変わる制度になります。購入年の自動車税(軽自動車税)に上乗せすると言うものです。

総務省HP内、PDF資料より抜粋

 こうして見てみると分かる通り、燃費性能がいい車ほど支払う税金が抑えられうのがわかりますね。

 また、新制度の環境性能割は、最高でも3%の税率ということがわかりますから、多くの場合、今より低くなる予想ができますね。


 

増税前に駆け込んで買う必要は無さそう
 ☆ 排気量の大きな車を買う場合は、増税前の方が少しお得かもしれない。
 ☆ エコカーや排気量の小さな車の場合は、あえて増税後にズラしても損はない。

 あくまでも目安ですが、上記のようにまとめることができそうです。

 


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