【例文】コンプライアンス研修の感想文の例

今回はコンプライアンス研修の感想文や受講結果の報告書を書く際の例を紹介します。

最近、世間ではコンプライアンス違反コンプライアンス遵守など、『コンプライアンス』という言葉が広まっています。

社会人であれば一度はこの言葉を聞くことがあると思いますし、社会人に関わらず、学生のみなさんも聞いたことがあるかもしれません。就活生の皆さんなど、幅広く知っておいて欲しいボキャブラリーであることは間違いありません。

みなさんのお勤めの会社でも、コンプライアンスに関する研修などを受ける機会があるのではないでしょうか。

今回は、そんな研修に参加した際の感想の一例を紹介します。

コンプライアンスとは?

コンプライアンス
直訳されると、「法令遵守」とされることが多いです。
しかしながら、法律はルールであり、守るのは当然のこと。
企業や社会で用いられるコンプライアンスは、法律として明文化されてはいないが、社会的ルールや常識として認識されている、いわゆる「モラル」に従って行動しましょう、というのがより近い意味に近づくのではないでしょうか。

諸説ありますが、コンプライアンス重視が大々的に呼びかけられるようになったのは2000年頃からと言えます。

というのも、2000年代に企業の不祥事が多発したのが1つの要因だと言われています。

2000年〜の企業不祥事の例(国内)

2000年 三菱自動車によるリコール隠し
2004年 三菱自動車によるリコール隠し(2回目の発覚)とそれによる業務上過失致死
2005年 原因解明を行わなかった事による火災事故
2005年 石原産業によるフェロシルト大量不法投棄ー産廃不法投棄
2006年 ライブドア事件
2006年 村上ファンド事件(インサイダー取引)
2007年 船場吉兆(食品偽装)
2007年 ミートホープ・加ト吉事件(牛肉ミンチの品質表示偽装事件)
2007年 石屋製菓(賞味期限改ざん)
2009年 三菱自動車(内部告発が行われるまでリコール放置)
2009年 JR東日本(信濃川発電所で10年に渡り違法な取水、虚偽報告)
2011年 大王製紙事件(不正による巨額損失)
2015年 タカタ(エアバッグ不具合)
2015年 東洋ゴム(免震パネル、防振ゴムなど試験データ偽装)
2015年 東芝(長期に及ぶ不適切会計)
2016年 三菱自動車(カタログ燃費の詐称および不正計測発覚後の再測定における燃費詐称
2017年 てるみくらぶ(粉飾、詐欺)
2018年 はれのひ(粉飾、詐欺)
2018年 スルガ銀行(不正融資)
2018年 KYB(免震装置データ改竄)
2019年 かんぽ生命保険(不適切販売)
※ウィキペディアより

大きな話題になった不祥事ですらこんなにありますが、これは氷山の一角でしょう。

社長や管理職が主犯の事件もあれば、一社員の怠慢が招いた事件も多くあります。

このような不祥事を一度起こしてしまうと、法的に裁かれるだけでなく、会社の存続すら危うくなり、倒産など最悪の事態を招く結果になってしまうことも珍しくないので、コンプライアンスが重要視されるようになったようです。

コンプライアンスとは法律遵守だけに限らず、社則や社会的倫理に違反しないように職務を遂行することの大切さの意味合いが含まれています。

コンプライアンス違反が起こる原因

明かに法律違反を犯している場合を含めて、コンプライアンス違反をしてしまっている当の本人はルール違反の認識がない場合もあります。

自分がとった行動がコンプライアンス違反だということに気がついていないのです。そして、その行動が当然だと勘違いしてしまっている可能性があります。

また、仮に違反していると気がついていたとしても、『悪気はなかった』『相談できる相手がいなかった』など、罪意識の欠如報・連・相の不徹底が起因して大事故を招いていることもあります。

コンプライアンス 感想(1)

コンプライアンス違反を防ぐ最良の方法は、職場内での円滑なコミュニケーションです。

職場の良好なコミュニケーションがあってはじめてスタート地点と言えます。

ここでいう良好なコミュニケーションとは、

お互いの目的や目標を共有すること

なんでも話し合って協力できる環境を整え、相談しやすい環境であること

互いの良い部分を気軽に褒め合えるだけでなく、不正や怠慢を気兼ねなく注意できる関係であること

隠蔽体質を無くしオープンな環境を構築し、万が一不祥事が起きてしまった場合は社員個人の責任にせず組織が一丸となって問題解決に臨めるチームワークであること

以上の4点を目指すコミュニケーションが、良質なコミュニケーションと言えます。

『報・連・相の基本動作は当然のことながら、より広い意味でのコミュニケーションをも重視し、どんな些細な不安や不審点などでも共有できる、風通しの良い職場環境を構築できるよう、一社員として、チームの一員として、改めて自らの行動を振り返ってみる良い機会になりました』などまとめると素敵ではないでしょうか。

コンプライアンス 感想(2)

コミュニケーションの充実を図れたとしても、上司や同僚、さらには部下からの指摘や忠告を素直に受け止めることができず、自ら修正する気持ちが無ければ意味がありません。

自らの行動・考え方を是正(修正)する姿勢がなければ、どんなに良いコミュニケーションが取れても不祥事は防げません。

コンプライアンス違反のリスクを解消するためにも、「自分に非があれば改める」姿勢が大切です。

『部下や同僚にはもちろんのこと、上司に対しても間違ったことは間違っていると伝えられる勇気を持って日々を過ごし、また、同じように自分自身に対してご意見をいただいた時には率先して自らの行動を正す姿勢を見せる勇気も大切にしたいと感じました』というように、自らの行動を振り返ることができる姿勢を記すのも大切だと思います。

コンプライアンス 感想(3)

IT化、グローバル化、非正規雇用、定年延長、市民サービス、男女共同参画など、企業・公共団体にかかわらず、その「働く環境」は日々大きく変わっています。

1つの考え方や答えにこだわらないで広く意見を聞くこと(意見することも)を心がけることで、コンプライアンスの実現に向けて視野を広くすることができるかどうかがポイントとなります。

『日々変革していく社会情勢を注意深く見つめ、モラルを敏感に察知できる洞察力が必要であると考えています。雇用形態や性別にかかわらずお互いに建設的な意見を言い合える職場環境を目指すために、私自身が周囲の模範となれるように行動していこうと考えました。』

コンプライアンス 研修について意見を言う場合

会社でコンプライアンス研修を実施していない場合は、研修を取り入れることをお勧めします。

しかし、すでに取り入れている方は、その研修方法について改めて見直していただきたいと思います。

特に、派遣講師などに依頼して行う場合は別ですが(派遣講師はプロなので、それなりに内容がしっかりしているはずなので)、社内研修などの場合は、研修方法の改善の余地があると考えられます。

例えば、一方的に講師が話し続けるパターンだと、受講者を退屈させてしまう場合がありますので注意が必要です。

コンプラアインスとは、深く掘れば哲学的になり難しくなりますが、あまりあっさりしすぎてしまうと常識的な話ばかりになってしまい、受講者に「そんなのわかってるよ、当たり前のことでしょ」と思わせてしまい研修意欲を失わせてしまいます。

改善策として、グループ形式で討論する時間を十分に設けて発表させたり、もしくは輪番制で社員に講師役をお願いするなど工夫することで、研修の内容を充実させてみましょう。

しかし、研修担当の社員が一生懸命考えて時間を使って研修を計画しているのは事実ですから、その担当社員の努力を否定する形での変革は避けましょう。(これもコンプライアンスに関わっています!)

コンプライアンスに囚われすぎないことも大切

さて、コンプライアンスについて話を聞いたことある方たちは誰しもこう思ったことはないでしょうか。

「そんなん言ったら、誰とも話ができないし注意すらできないよ。」と。

その通りなんです。

コンプライアンスを意識しすぎて、他人を傷づけないように注意しすぎると、コミュニケーションが失われ、大切な忠告や命令なども躊躇してしまう環境が出来上がってしまいます。

そもそも不祥事や企業的失敗を防止するためのコンプライアンス研修が、このままでは企業の成長に繋がりません。

1つの攻略法はコミュニケーションですから、社員一人一人を尊重できる、意見を言いやすい環境づくりを会社が先導していかれる社風を目指していかれると良いですね。

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