お子さんが産まれて、しばらくすると「幼稚園に入れるか保育園に入れるか」と言う選択肢にぶつかります。
両親が共働きだったりする場合は、保育園一択になるかもしれませんが、今では保育園と同じ機能(お預かり保育付き)を持つ幼稚園も増えてきていますから、子育て世代にとってバリエーションが広がってきています。
そこで今回は、幼稚園を選択する際に気になる3つのポイントを紹介します。
まず気になるのは料金設定!
幼稚園選びをする上で、やはり気になるのは、料金設定です。
幼稚園の方が保育園よりも割高だと思われがちですが、平均的な収入の家庭では、実は幼稚園の方が割安に済むケースが多いのが実情です。
保育園の料金設定は、世帯年収に応じて算定されるので、一概に幼稚園よりも安いとは言えません。(非課税世帯や生活保護を受給している世帯では、保育園もかなり安くなるので幼稚園よりも断然安いケースが多いようですが)
また、令和元年度から、国の主体で幼児教育無償化がスタートしたので、補助金が月3万円弱(年収などの要素で上下アリ)受け取れるので、数千円の月謝で済みます(保育園も、認可保育園であれば同じです)。
我が家の子どもたちも幼稚園(私立)に通わせていたのですが、補助金前は月々¥35,000でした(ひとりあたり)。
バス代や給食費(週2回)込みです。
そのほかに、時々雑費として数千円〜2万円程度の臨時徴収がありました(これが痛い!笑)。
ベネッセで幼稚園の費用に関する調査が公開されていたので、下記に拝借させていただきます。
上記平均費用と比較しても、大体我が家のパターンに当てはまっています。
幼稚園の場合、制服や体操服類を揃える必要もあるので、最初の諸経費は保育園よりもかかってしまいます。
なお、入園費用や給食費は「無償化」の対象にはならないのでご注意ください。
無償化に関する詳しい説明は、以前別の記事で紹介していますので、下記の記事をご参考ください。
送迎バスの有無とバス停の位置
幼稚園選びで気になるポイントとして、送迎バスの有無が挙げられます。
都心の幼稚園ですと、幼稚園バスが無いところが多いかもしれませんが、我が家のような田舎地区では送迎バスの有無は死活問題となります。
常に親が歩いて一緒に通えるのなら良いのですが、雨の日など悪天候だとかなり大変です。兄弟がいる場合は尚更。
その点、送迎バスが利用できる場合は非常に便利で、手間がかかりません。
ですが気にしたいところは、自宅近くのバス停の位置です。
バスを利用しても、必ずしも自宅前にバスが迎えに来てくれるとは限らず、すでに近くにバス停が存在している場合はそこまで行って他のお子さんたちと合流するケースがあります。
バス停に関しては、あまりわがままを言って幼稚園側の負担になっても申し訳ないので、バス停の位置はある程度、運の要素が混在します。
あらかじめ幼稚園に聞いてみるとわかると思います。
ちなみに、園によりますがバスの利用代金は大体¥1,500〜¥3,000くらい(毎月)になり、これもやはり無償化の対象にはなりません。
預かり保育の有無を確認しよう!
次に幼稚園選びの参考になるのは、預かり保育があるかどうかではないでしょうか。
保育園は朝7時〜夜7時頃まで預けられるのが一般的ですが、幼稚園の場合は朝9時〜午後2時頃までが一般的です。
冒頭で少し触れましたが、最近の幼稚園は預かり保育を実施しているところが多くなってきました。
朝7時から預けられて、午後6時頃まで延長できます。
この場合、通常の幼稚園の日課が終わったら、延長保育の子どもたちが集まって先生が見てくれる(保育園のような状態)になります。
そこでは様々な遊びをしたり、おやつがでたり、まるで保育園のような感じです。
料金も、時間単位のところもあれば1日単位のところもあります。
時間単位だと1時間200円〜、1日単位だと1日500円〜1,500円程度と言うのがメジャーな感じのようです。
毎日定期的に預かり保育を利用することもできますし、急に予定が入って必要になった時に突発的に利用したりもできるので、とても安心です。
兄弟を病院に連れていくとか、急な用事が入ってしまった時も、当日の決まった時間までに電話すれば対応してくれるので、我が家も重宝しました。
幼稚園選びは慎重に、時間をかけて
さて、幼稚園選びをする上で大切な3つのポイントをご紹介しました。
このほかにも、幼稚園の教育方針(特に私立幼稚園ならかなり特色が違います)を確認して、ご家庭での教育方針などになるべく沿った、価値観の合う幼稚園を見つけることも、3年間通わせる上で大切なポイントだと思います。
ママ友や近所のご家庭の実際に通っている情報などがあれば参考になりますから、情報収集してみるのが一番確実ですが、そういった友人などがいない場合は幼稚園の体験入園やプレスクールなどを通して実情を見てみるのもかなり有効だと思いますので、じっくりと時間をかけて(入園の1年半前くらいから)慎重に選ぶことをお勧めします。
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