同僚や上司、親族や友人などに新しい家族が誕生した場合や、結婚の報告を受けた時、どんなお祝いを渡そうか悩みますよね。
また、お祝いの品の質や値段、はたまたお祝い金を渡すならその金額など、渡す側も悩んでしまいがち。
今回はそんな悩めるときの解決方法として、出産祝いや結婚祝いのギフト・ご祝儀の金額など、人には聞けないデリケートな部分を確認していきましょう。
お祝いを渡す行為
人生には様々な節目があります。
出産や結婚の他にも、例えば、七五三・新年(お年玉)・入学・卒業・成人・就職・新築・引っ越し・還暦・退職(定年)・快気など、これだけでもたくさんの例が挙がります。
一見すると億劫に感じてしまいがちですが、日本人ならではの所作や礼儀が詰め込まれた、素晴らしい慣習だと思っています。
聖徳太子が制定した日本初の憲法、十七条憲法は人々の道徳や心がけを説いたものです。そんな昔に作られた憲法ですら、現代に通ずるものがたくさんあります。
やはり日本人の根底には「礼儀」「所作」「作法」など素晴らしいおもてなし の精神があるんですね。
お祝いの相場
お祝いは、渡す相手と自分との関係性によって金額が異なります。
必ず高級なものを贈らなければならないわけでは無く、また、高級品であれば良いというわけでもありません。
あくまでもお祝いの気持ちを表現する一種の形ですから、その形はどんなものでも良いと思います。
ですが、そう言ってしまっては身も蓋もない話になってしまうので、おおよその相場をご紹介します。
☆ 親から子へ渡す際は10,000円〜30,000円程度。
☆ 兄弟姉妹であれば10,000円前後。
☆ 従兄弟や遠い親戚程度なら3,000円〜5,000円程度。
※ 祖父母から初孫に贈るなどは、金額は大きい時もあったりします。
本当に必要なものを把握できるのも親族の強み。お金では無く必要なものを買ってあげるケースもあります。
☆ 5,000円〜10,000円程度。
☆ 現金より物を渡す方が気を遣わせずに良い時もある。
※ 上司に現金を渡すのは、上司に気を遣わせてしまいますので、物を渡す方が良い場合もあります。この場合、家に持って帰りやすいサイズのものを渡すか、宅配便で贈るなど、少し工夫してあげると喜ばれますよ。
☆ 自分がかなり目上の立場(管理職など)の場合、10,000円程度。
☆ そこまで立場が変わらない場合、5,000円〜10,000円程度。
※ 自分に金銭的余裕があっても、あまり高額な物を渡すのは遠慮した方がいいでしょう。貰い手は金銭的に余裕がない場合もありますから、お返しに困ってしまい、気を遣わせてしまいます。
上記の他のシチュエーションで、昔から近所付き合いのある家庭や子供の習い事の知り合いなど、様々なパターンがあるでしょうが、その場合は友人や同僚に渡す場合を参考にされればいいと思います。
喜ばれるものを選ぶ
さて、金額の相場が判明したところで、次はどのような物を渡すかについて考えてみましょう。
出産をお祝いする場合は、オムツや服など、実用的な物を渡すのが喜ばれます。
特にオムツやおしり拭きなどは、毎日使う必需品であり消耗品なので、いくらあっても困りません。最悪、使わずに余った場合はフリマアプリなどで販売もできるので問題ありません。
しかし、家庭によってはオムツメーカーや素材にこだわっている場合もあるので、使っているオムツを下調べすると確実です。サイズは、最初は新生児用で間違い無いでしょうが、出産からしばらく経ってから渡す場合はサイズにも注意が必要です(大き目を選んでおけば、サイズが合わなくてもいずれ成長してから使えるので大丈夫でしょう)。
それでも悩む場合は、カタログギフトをプレゼントして、好きなものを直接選んでもらう方法もスマートです。
カタログギフトも、予算毎にバラエティに富んでいますので、便利です。
結婚のお祝いの場合は、現金が一番実用的ですよね。
しかし、結婚式に出席する場合などは、結婚式でご祝儀を渡すでしょうから、特段の配慮は必要ないかもしれません。
事情により結婚式に参列できない場合などに、別の機会にお祝いとしてお渡しするのが多いのではないでしょうか。
その他、快気祝いや還暦祝い、定年退職祝いなど、様々なパターンが存在します。
上司の好きなお酒を木箱入りにするなど特別な包装で贈ってあげても喜ぶと思います。
その人の好きな物や喜ぶものを選んであげたいところですが、どうしてもわからない場合は、一度ギフト専門店のサイトなどを見てみるのも良いアイディアが出てくるかもしれませんよ?
☆ 親友や仲の良い同期など、関係が近い場合は5,000円〜10,000円。
☆ たまにしか会わない友人、関係の薄い同僚などは3,000円〜5,000円。
※お祝いをもらうとお返しする側も悩みます。適度な金額で納めて大丈夫です。