「ダイエットをしたいけど、何をどうしたら良いかわからないし、いきなり運動を初めても続かなそう・・・」
こんなふうに、「ダイエットをしたいけど何からしたらいいのかわからない」や「運動を始めてみたけど続かなかった」という方、いらっしゃいますよね。
そんな方はぜひ、まずは簡単なスタートを切ってみることをオススメします。
簡単なスタートとは、食生活を見直すことのさらに初歩的な部分になるのですが、「普段使いの油を見直してみよう」です。
油ってとっても太りやすそうなイメージで、ダイエットするならできるだけ摂取しない方が良さそうですよね?
ち が う ん で す !
確かに、油=太る という計算式はほぼ合っています。
しかし、良質な油=健康に良い というのがあります。
そこで今回は、普段使う油を良質なものに変えて、体の内側からキレイになっていき、ラクラクなダイエットのスタートを切ってみませんか?
ヒトには油が必要
3大栄養素ってご存知ですか?
これは、人が生きていくために欠かせない栄養素なのですが、「炭水化物」「タンパク質」「脂肪(油)」がそれにあたります。
油は、体内で合成できる油と体内で合成できず、食べ物からの摂取が必要な油があります(必須脂肪酸)。
食べ物からの摂取が必要な油の種類は、オメガ6系・リノール酸の油で、ごま油、コーン油、グレープシードオイル、べに花油などです。
また、オメガ3系と言われるアルファリノレン酸(えごま油、アマニ油)、EPA(青魚)、DHA(青魚)なども体内で合成されないため食べ物からの摂取が必要な油の種類になります。(eo健康「カラダにいい油って?正しい油の選び方」より参照)
また、ヒトの細胞を覆う細胞膜は脂質でできているので、質のいい油を摂取することはとても重要です。
普段使いで使用したい、カラダにいい油
最近の研究では、糖質は脂肪と一緒にとった方が血糖値の上昇が抑えられ、ダイエットにも適していると言われています。
オリーブオイル、ココナッツオイル、アボカドオイルなどは加熱もできて質も高く、少々お値段は張りますがカラダにとっても良い油です。
特にオリーブオイルの中でもエキストラバージンオイルはオリーブを絞っただけで作り出される油になるので、オリーブ独特の風味や香りが楽しめます。なのでそのままスプーン1杯飲んだってOKなほど。
エキストラバージンオイルは高価なので、ドレッシング代わりにサラダにかけたり生色でおすすめですが、加熱してももちろん大丈夫です。
オリーブオイルは、精製された後に「油」として完成した物です。エキストラバージンオイルのような風味や香りはほとんど感じず、無味無臭になっていますので普段使いしやすいものになります。
良質な油の働き
良質な油は健康に良いとお伝えしましたが、果たしてどのような健康効果があるのでしょうか?
先にチラッと話を出しましたが、ヒトの細胞を覆う膜は脂肪でできています。
このおかげで美肌効果にも繋がるので、美容のためにもある程度の油は必要になります。
また、ホルモンバランスを保つ上でも油は重要です。そのほかにも、脳や神経の機能を保ったりと重要な役割を持ちます。
油脂などの脂質は、私たちの身体を構成する細胞膜の主要な成分であり、主要なエネルギー源でもあります。
脂質は、炭水化物やタンパク質よりお大きいエネルギーを持っています。そのため、人間はエネルギー源として脂肪を優先的に蓄積しやすいと考えられます。脂質を取りすぎると、肥満、メタボリックシンドローム、さらには冠動脈性心疾患のリスクを高める可能性があります。また、脂質が多い食品を中心とする食生活は、結果として飽和脂肪酸やトランス脂肪酸の摂取量を増やすこととなります。これらは血液中のLDLコレステロールを増加させ、このことも冠動脈精神疾患のリスクを高めます。一方で、脂質が少なく炭水化物が中心の食生活では、食後の血糖値及び血液中の中性脂肪値が上昇し、血液中のHDLコレステロールは減少します。このような状態が長く続いた場合にも、冠動脈精神疾患のリスクが高まります。また、摂取する脂質が極端に少ないと、脂溶性ビタミンの吸収が悪くなったり、エネルギー不足に陥ったりする可能性もあります。
農林水産省「脂質やトランス脂肪酸が健康に与える影響」より
上記の、農林水産省の「脂質やトランス脂肪酸が健康に与える影響」によると、脂肪の取りすぎも良くないものの、カラダの健康にはある程度の脂肪も必要だということがわかります。
だったら、安いサラダ油などではなく、良質なオリーブオイルなどを摂取して健康と美容を一躍担ってくれる油を取り入れたいものですよね。
油に関する研究は日々進歩している
以前までは、油=悪とまで言われてしまうほどダイエットや健康の敵のような扱いを受けていましたが、現在では油や健康に関する研究は日々進歩しており、今では様々な可能性が示唆されています。
例えば、えごま油やアマニ油はガンの予防効果があるとされています。
そのほかにも、ココナッツオイルやバターなどに含まれるMCTオイルには、ミトコンドリアを元気にさせるケトン体を増やすために有効だと言われています。これは腸で吸収されると肝臓ですぐにケトン体に変換されるそうで、MCTオイルでケトン体を供給してあげることで認知機能が回復するとの報告もあるそうです。(MSN:介護ポストセブン「良質な油で長生きするコツ:健康に良い油の種類、摂取方法、レシピ」より参照)
マーガリンやショートニングなどトランス脂肪酸を含む油は肥満や心疾患を引き起こしやすいというのは先に農林水産省の引用の通りなので、それらは避け、良質な油を毎日の食卓に取り入れてみてはいかがでしょうか。
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