三つ子の魂百まで
三つ子の魂百までとは、幼い頃の性格は、年齢を重ねても変わらない、と言う諺(ことわざ)です。
一度耳にしたことがある人は多いのではないでしょうか。
私はこの言葉にとても感心しているんですが、本当にその通りなんじゃないかと思っています。
まぁ、幼い子が100歳まで成長した姿を見たことがないので、その諺の信憑性は語れませんが・・・けど、人の性格や考え方、思考回路などはある程度幼いうちに決まってしまっているんだろうなぁ、と思います。
うちにも5歳と7歳の子がいるんですが、確かに、もう性格はある程度出来上がっている気がします(笑)
1歳からの生活習慣が重要
幼い頃の生活習慣が重要なわけですが、さすがに0歳児のうちはほとんど生活習慣も何もないですよね。
要は、重要なのは1歳になってから、ではないでしょうか。
食事(好き嫌い)、歯磨き、挨拶、トイレ、片付け、睡眠時間、など基本的な生活習慣は1歳前後からしっかりとスタートする方が良いです。
よく、子供ちゃれんじ などのCMでもやってますけど、あれは正しいことを言っていると思います。
これだけは抑えておきたい、生活習慣3つ
1:挨拶(こんにちは、ありがとう、おやすみなさい、ごめんなさい)
2:歯磨き(食後、寝る前)
3:睡眠時間
1:あいさつ
よくご近所さんや親戚などと挨拶を交わす際、子供がなかなか挨拶を自らしない時ってありますよね。
『ご挨拶は?』とか『あれ、なんて言うのかな?』とか、親がリードして上げる事もしばしば。
恥ずかしがり屋さんな性格の子供もいるでしょうし、確かに、初めて会った人や知らない場所とかだと、なかなか声を大きく出しづらいと言うのもわかります。
でも、できれば挨拶はどこでも誰とでもできるようにしておきたいですよね。
まず、親が率先して挨拶できる姿を見せておくのが大事だと思います。
実際に親が挨拶して見せてあげることで、『どういったタイミングで挨拶するのか』を見せることができますから、いつの間にか勉強になっていると言います。
小さいうちから、挨拶する姿を見せてあげて、また、本人にも挨拶(そのそぶりだけでも)させるように促せば、少しづつ習慣付いていきますよ!
幼稚園の面接などでも挨拶は基本動作ですから、早いうちから覚えておきたいですよね。
2:歯磨き
歯磨きは徹底した方がいいです。
小さいうちから歯磨きをする習慣をつけておけば、面倒臭さが半減します。
幼稚園、小学校に行くようになっても、自然と自ら歯磨きをするくらいになりますよ!
Phillips社さまのホームページ(Healthy Japan)から抜粋した上の図を見てもわかりますが、虫歯を持つ子供の割合は年々減少しています。
と言うのも、保護者の意識と行動の変化がここ数年であったからだと言われています。
歯医者に通院する子供や大人は多いですが、これは必ずしも全てが『虫歯治療』などではなく、フッ素塗布や定期健診などで、予防歯科がメインとなっています。
その他、ホワイトニングや矯正歯科など、美容歯科としても歯科受診が増えています。
だからこそ、早めに歯磨きと歯科検診のクセをつけて、歯医者嫌いにさせない、虫歯のない健康な歯を持つ意識付けをしていかれるといいですね!
3:睡眠時間
睡眠時間と記しましたが、実際のところは『睡眠の質』と言ったところでしょうか。
睡眠時間ももちろん大事なんですが、睡眠の質を保ってあげえることが大事です。
ここで言う睡眠の質とは、ちゃんとベッド上で眠らせるとか、部屋のテレビや音楽などを消すなどです。
親がいつもいつも夜更かししていて、子供を寝かせる時間もマチマチ・・・と言った状況では、子供も落ち着いて眠れませんし、ルーティーンもなかなかできません。
確かに、子供が寝てる時にようやく大人の自由時間・・・と言いたいところですが、ここはグッと堪えて、ちゃんと寝かせつけてあげましょう。
小さいうちから夜更かしが当然になってしまうと、幼稚園や小学生に上がっても睡眠時間にこだわりがなくなってしまい、日中眠くなり、せっかく日中で勉強や様々な経験、体験をしていても、それを脳がしっかり認識できず、結果的に経験不足・体験不足な幼少期になってしまいます。
子育てに、正解は無い
これだけ徒然と書き綴った後に言うのも申し訳ないのですが、結局のところ子育てに正解は無いんですよね。
全員同じ育て方をしても、同じようには育たない。
だからこそ難しく、面白い・・・奥深いですよね。
ですが、『三つ子の魂 百まで』は良い諺だと思います。
なるべく小さいうちから、正しい生活習慣と挨拶などを身につけていきたいですね。