毎年春から夏にかけると道端でカナヘビやトカゲを発見する人は多いのではないでしょうか。
お子さんと一緒に歩いていたらとっさにカナヘビやトカゲを捕まえてしまい、成り行きで飼育しているなんていう人も少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。
カナヘビやニホントカゲは捕まえやすく、家庭でも育てやすいのが特徴です。
複数匹飼育していると、卵を産んだりするのを体験できる機会もあります!
我が家でも、子ども達が捕まえてきた野生のカナヘビやニホントカゲの飼育をしているのですが、何度か卵を産み、孵化し、赤ちゃんトカゲが大人になるまで飼育することができました。(初めてです!)
せっかくなので、『トカゲを捕まえたけど飼い方がわからない』や『卵を産んだけどどうしたらいいの?』など同じような疑問をお持ちの方がいるかもしれないので、その方法をご紹介します。
卵を発見したら、別の器に移す
トカゲやカナヘビの卵を家庭で孵化させる方法として、1つ目は卵を別の器に移すことをお勧めします。
ある朝、トカゲやカナヘビの飼育ケースに、白い物を見つけました。
なんと、卵ではないですか!
最初の印象は、「感動」でした。
その後は、「どうすれば良いんだろう」という疑問でした。
色々と調べた結果、卵を別の容器に移す必要があるようでした。
我が家で採用したのは、小さめのタッパーです。
タッパーに土を入れて、土を十分湿らせます。※湿らせすぎると腐るので注意
産み落とされた状態で、卵の「上」部分に油性ペンで印をつけます。
この印は今後も常に「上」にあるようにしておき、上下が逆さまになったりしないように気をつけます。
タッパーに卵を移したら、印が上になっているのをチェック。
OKだったら、細かい通気用の穴を開けたタッパーの蓋をかぶせて、完了です。
湿気の確認を必ずする
容器の中は常に湿気がある状態にしておきたいので、霧吹きで土を湿らせたり、容器の壁を水で湿らせたりして湿度を保ちます。
この時に注意しなければいけないのは、「卵に直接水をかけない」点です。
卵に直接水をかけてしまうと、腐ってしまいますので気をつけましょう。
孵化までは大体2ヶ月程度かかる
卵が孵化するまでは、体感値ですが2ヶ月ほどかかりました。
途中、卵が干からびてしまう子もいました。
調べたら、卵が干からびてしまう場合は中身が空っぽだった可能性があるようです。
どちらにせよ、孵化する可能性はもともと少なかった個体になるので、あまり気にしなくて大丈夫そうです。
中身がしっかり入ってる個体は、日を追う事に卵が大きくなって行きます。
かなりふっくら大きくなってきたら、いよいよ孵化の瞬間です!
孵化の瞬間を一部ビデオに撮りましたので、どうぞご覧ください。
赤ちゃんトカゲはエサが大変!
こうしてやっとの思いで孵化を迎えても、赤ちゃんトカゲの飼育はさらに大変です。
赤ちゃんトカゲは、とってもすばしっこいです。
すぐにどこかえ逃げてしまうので、気をつけましょう。
家の中で逃走されたら、もう捕まえることは相当困難となります(笑)
家庭で赤ちゃんトカゲを孵化させた場合、その後のエサも少し大変です。
大人のトカゲやカナヘビが食べるようなコオロギやミルワームなどは大きさが口に合わず食べられないので、網戸に張り付いたシケ虫(蚊のようなやつ)などをあげると食べてくれますよ。
ピンセットで口元に持っていってあげると、よく食べます。
そのほかには、水も大事なので、ペットボトルのキャップを逆さまにして、水を入れて置いてあげれば飲めます。(あまり自分から飲みにはいかないので、たまに水場に体を移動してあげると良いと思います)
もちろん、容器を常に湿らせておくことも忘れずに!
大人のトカゲたちと一緒にしてしまうと、大人たちに食べられてしまうので、ある程度の大きさになるまではしばらく別容器で育ててあげてくださいね。
トカゲやカナヘビを家庭で飼育しやすいケースがありますので、下記記事もぜひご参考になさってください。